夢の「田舎暮らし」で失敗しない方法|地方に移住するなら事前に準備しないとダメ!

自然に囲まれて「田舎暮らしをしたい」と考える、20代から40代の若い世代の人が増えたようです。

山や川など手付かずの自然を満喫して、時間に追われずゆったりした生活を送りたい。

 

しかし希望を抱いて田舎へ移住したものの、残念ながら移住に失敗するケースも多いと聞きます。

地元の人とあまり馴染めなかったとか、想定していた以上に不便だったことが原因で

「考えが甘かった」という意見をよく目にします。

きちんとしたフォローアップ体制のないところでは移住者が定着できず都市に戻っていくなどの問題を抱えているが、良い企画を打ち出すことに成功した地方自治体などでは、多数の応募者を得て彼らが定住者となり、人口減少から見事に人口増加へと転じ、村や町としても活性化に成功、Iターンした人々も幸福になり、双方にとりメリットがある形を実現している。

出典:wikipedia|「Iターン現象」説明文より

ネット上でも「移住したい人」の失敗談はよく見かけますが、受け入れ側の「地元の人」の意見はあまり語られていません。

私はかなりの田舎出身の人間なので、両方の立場の気持ちが分かります。

田舎への移住を成功させるにはどうしたら良いかを「地元の人目線」で話したいと思います。

 

よそ者扱いを楽しむ

amed74s_tanada_tp_v

 

地元の人にとって移住してきた人のとらえ方は、転校生というか、中途入社の社員みたいなものです。

良くも悪くも興味を持って「品定め」されると思って間違いないです。

 

特に大事なのは地元の人の気持ちを考える事。

早く田舎に慣れようとして考えている人なら問題無いですが、

田舎に行けば気兼ねせずに「好きなように自由に出来る」とか「大事にされる」と思い込んでいるなら気をつけないといけません。

 

もちろん地元の人の基本的なスタンスは「来る者は拒まず」の人が多いです。

少子高齢化による過疎化を身にしみて感じているので、移住してくる「転校生」にはどうしても期待が膨らみます。

この段階では早く馴染もうと気負うよりも「よそ者扱い」を楽しむぐらいの感覚がちょうどいいと思います。

 

田舎ではあいさつが超大切

MabelAmber / Pixabay

MabelAmber / Pixabay

都会に住んでいれば他人のことに関心がない環境に慣れていると思いますが。

移住してきた人に対して興味津々なので、厚かましいくらいにいろんなことを聞かれる覚悟をした方が良いです。

まず出身地はもちろんのこと、家族構成や仕事のこと、なぜここに住むことにしたのかなど根掘り葉掘り聞く人がいます。

ここでは「あいさつ兼自己紹介の場」と割りきって会話をしましょう。

 

第一印象が良い人は「誠実」「礼儀正しい」といった好感に繋がりますが

最初の印象が悪いと「だらしない」「冷たい」と思われてしまします。

田舎の情報網をなめてはいけません。みんなの関心が高いぶん、あっという間に伝わってしまします。

その意味で最初の「あいさつ兼自己紹介」は都会よりもはるかに大事です。

 

信頼を得るために助け合いが必要

ookawa151107468069_tp_v

田舎に住むには都会とは異なったコミュニケーション能力が必要です。

それは、ボランティア活動には積極的に参加するということです。

個人的にはボランティアというよりも「助け合い」という表現がしっくりきます。

 

すこしぐらい自宅から大声を出してもご近所トラブルになることはまずないですが、

地域の行事より自分のスケジュールを優先し過ぎると不信感に繋がります。

 

地域のお祭り、運動会、消防団などはもちろんのこと、葬式や町内の清掃などの行事は目白押しで

みんなで協力して行うので半強制的に参加を求められます。

決して「出来れば参加」とか「都合がつけば」と考えてはダメです。

 

これも地元の人からすれば、自分たちのコミュニティに迎え入れようと考えてのことなので、

例え用事があったとしても、少しだけでも顔を出す姿勢が必要です。

「郷に入っては郷に従え」で地域の行事に参加しながら少しずつ信頼関係を築くしかありません。

田舎の暮らしは「助け合い」の精神が基礎になっていると考えるべきです。

 

 

田舎で仕事を探す

amed74s_tanada_tp_v

田舎は文字通り人材不足。選り好みしなければ仕事はそこそこ見つかります。

ただ求人は少なく長期・安定した条件の良い仕事を探すのは、都会で正社員のになるのと同様難しいです。

そもそも仕事がないから、若い人が都会に出てしまって過疎になっているわけですからね。

 

農業をしたい人は、深刻な後継者不足を抱える農家の土地を借りる方法があります。

しかし農家の人と単独で交渉して土地を借りるのはかなりハードルが高いです。

荒れ果てた畑を開墾して米や野菜、果物を作るには体力的にかなりキツイですが…

ただしなんとなく野菜を栽培しても良い物はできませんし、販売先の確保も必要です。

よほど良い物や珍しい物を作らない限り、びっくりするぐらい安い値段で買い叩かれることになります。

当面は赤字を覚悟しておかなければなりません。

 

過疎地域では行政も移住に積極的なところも増えています。

ネットで情報を集めるのもいいですが役所に相談したり、地域の移住アドバイザーなどに実際の話を聞いてみることで、

自分の想いと田舎の暮らしのギャップを埋める作業も欠かせません。

 

 

田舎暮らしのメリット・デメリット

tmcsparron / Pixabay

tmcsparron / Pixabay

都会と比べて家や土地などの住居費がかなり安いので、生活空間にゆとりがあるのは大きなメリットです。

「田舎暮らし」と検索すると古民家の紹介・斡旋サイトが上位を占めます。

やはり庭付きの広い家と小さな畑を持つことに憧れを持つ人が多いということでしょうか。

庭、畑付きの家が格安で賃貸・購入することは出来ますが、テレビで見るような小綺麗な「古民家風」ではありません。

「自然の中にある古い家」は人間以外の生きものと遭遇する毎日です。

虫やヤモリなど小動物の侵入は日常的でイチイチ動揺していたらきりがないぐらいです。

これ意外と都会育ちの人の多くが、メンタルをやられてしまうようです。

 

 

田舎では近所の人が自分の畑でとれたて・新鮮な野菜をおすそ分けしてくれるのは珍しくありません。

外出から帰ると玄関や軒下にどっさりと置いてあることも都会では考えられないことですよね。

自給自足のイメージで食費は安くすみそうですが、大きな間違いです。

地元の人でもスーパーに買い物に行きます。しかも、そこそこの値段なので

しかも完全な車社会なので近所のスーパーまで5kmなんて当たり前。ガソリン代もかなりかかります。

 

田舎に移住するために必要なこと

Pexels / Pixabay

Pexels / Pixabay

Iターンしている人は生活の基盤を作るために農業や漁業を始める人もいますが、

都会で手に職をつけて、それを活かした仕事をする人もいます。

私の故郷でもWebデザイナー、高級牡蠣養殖業、パン職人、アクセサリー工房など

フリーランスとして今まで地元になかった職種の仕事をしている人がいます。

彼らが都会で磨いたスキルや経験が今の仕事に繋がっていることを考えると

リサーチだけでなく自分の腕を磨くことが最も必要なことだと思います。

 

この準備も無しで、ただ「田舎の自然が好き」「田舎でのんびりしたい」だけで

田舎に移住すると失敗するリスクが大きいのかもしれませんね。

田舎暮らしを決断することは、あなたや家族の人生を大きく左右するします。

 

「なぜ田舎に住みたいのか」「田舎で自分は何が出来るのか」

もう一度じっくり考えてみる必要がありそうです。

 

元銀行マンNari(なり)です。専業主夫になったひきこもりのナイスミドルです。「四十にして惑わず」のはずが、家族持ちで今だに人生を模索中です。戦国時代や歴史の考察がメインのブログ発信をやってます。

LINE@配信はじめました!
LINE@に登録

記事が面白かったらシェアしよう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です