忘れ物で事情聴取? 学校の防犯ベルを鳴らしてしまった親子は最後までイケてなかった!

わが家では、たまに息子がやらかすことがある。

「とーさん、宿題のプリントを学校に忘れちゃった…」

どうやら教室の机の中に宿題を放置してかえったようだ。

 

「いったいどうすんだ?」という私の問いかけに息子は神妙な顔つきで答えた。

「大事な宿題だから… 今から学校に取りに行くよ」

 

「そんなに大事なものなら忘れるなよ…」と言いたいところだが

そこまでして宿題をやろうという我が子の心意気がちょっぴりうれしいのが「親バカ」というものかも…

 

 

学校に鳴り響く警報

 

しかし、今日は日曜日。学校に誰かいるかもしれないと一縷の望みを懸けて電話をするも誰もでない。

でも学校まではそんなに遠くない距離。ダメで元々、子どもを連れて学校に行ってみることにした。

 

 

すると意外なことに、普段はガッチリしまっている正門が開けっ放しになっているので、

「これはイケるかもしれない。さっき電話した時はたまたま先生が職員室にいなかったのかもしれない。」

インターホンを鳴らしても反応なく校舎内に人のいる気配は全く無かったが、正門がフリーということは必ず誰かがいるはずだ。

例えば先生がトイレ中とか…

 

勝手な期待(妄想)からまっすぐ職員室に向かって進むことにした。

そして堂々と中央突破で正面玄関入り口のガラス扉に手をかけて力いっぱい引っ張った。

 

 

「ジリリリリリリリリリリリーーーーーー!!」

 

 

淡い期待をバッサリ裏切るように警報ベルがけたたましく鳴り響いた…

 

 

軽くパニクったせいで、こっそり帰ることも一瞬考えたがインターホンや防犯カメラには我々親子の姿はバッチリと撮られているはず…

しばらく呆然としていると警報のベルは鳴り止んだものの、異常を知らせる赤いサイレン灯がピカピカと点灯している。

 

そもそも子どもが通っている学校でいい加減なことなんて出来ない。

こうなったら、潔く警備保障会社に電話するしかない。(←あたりまえです)

 

すると奥にある駐車場からジャージ姿の親子が乗った車が数台出てきた。

どうやら校庭の利用許可を得た地元のソフトボールクラブが練習のために正門を開けていたらしい…

正門が施錠されていない謎?は解けた。

 

 

それよりも、ずっと赤いサイレン灯が派手に点灯し続けている。

学校のまわりは人通りの多いので、近所の住民や通行人たちが警察にでも通報したら大騒ぎになるのは必定。

 

 

さすがプロの警備保障会社 到着はホントに早かった!

 

johnondreasz / Pixabay

すぐに張り紙の警備保障会社の電話番号に連絡すると1コールで出た。さすがは学校の警備をする会社だ。

対応が早いと関心したのもつかの間、忘れ物をしたうっかり者の息子に、さらに輪をかけたうっかり者の父親として事の経緯を説明して謝罪した。

すると、もうすでに現地(ココ)に警備員を向かわせているという…

「さすがは学校の警備保障会社だ。」自分がやったことをすっかり棚に上げて再び関心していたら、すぐに早速警備員の車が到着した。

 

警備員は白髪頭だが精悍な顔立ちの屈強そうなおじさんだった。

「すいませんでした。実は…」かんたんに状況説明をしたものの、車を校内の駐車場に停めてから「もう少し詳しく聞きたい」と言ってきた。

どうやらこちらが警備会社に電話したことはまったく伝わってない様子だ。

 

事情聴取を終えると警備員はすぐに会社に連絡して、警備会社に「誤報です」(←正確には誤報ではない)と電話した人間と、私が同一人物であることを確認したようで晴れて無罪放免となった。

 

ケガの功名で忘れ物にたどり着く

 

「やっぱり逃げなくて良かったな」(←あたりまえ)と心の中で小さくつぶやいて、帰り際にもう一度おじさんに頭を下げようと振り返った。

すると警備のおじさんは「これから職員室で報告書類を書かなければいけないので…」と言いながら入り口の鍵を開けて校舎内に入っていった。

そこでハッと気がついた。これはチャンスじゃないか!

そもそも日曜日に学校に来た理由は忘れ物…

 

校舎の鍵が開く

なら教室にも入れる

ならば、子どもの忘れ物も持って帰れる!

 

 

そこで私は「あのー、子どもの忘れ物を取りに教室に取りに行ってもイイですか?」と尋ねてみたら、

警備のおじさんは「どうぞ!しばらく職員室にいるので、用事が終わったら声かけて下さい。」と快諾してくれた。

 

とーさん
もしも、これが狙いで警備のおじさんを呼んだとしたら父さんスゴイくない?

 

 

むすこ
それはない! …ウソだね、とーさん?

 

 

とーさん
だね… それより早く宿題をとりに教室に言っといで…

 

 

まるで「災い転じて福となす」。我ながら完璧な状況判断だと自画自賛していると、間もなく子どもがニコニコしながら帰ってきた。

どうやらその手に握っているの物こそ、目的の宿題プリントだとすぐに分かった。

 

 

結局バッドエンディングに

 

 

職員室にいた警備のおじさんにお礼の挨拶をして、我々親子は足早に学校を後にした。

警備のおじさんには迷惑をかけたけど、とりあえず目的は果たせた。こんな父親でも子どもの助けになったかな…

少し誇らしげなわたくしと、宿題のプリントが無事見つかり安堵した息子。いつもよりたくさんの話をしながら自宅に帰った。

 

夕方になって、妻に今日の出来事を報告すると「それは良かったね…」と微笑んだ。

 

そこへ息子が現れてこう言った。

「とーさん、宿題と間違えて別のプリントを持ってかえってしまったみたい…」

 

わが家では、たまに息子がやらかすことがある。

 

元銀行マンNari(なり)です。専業主夫になったひきこもりのナイスミドルです。「四十にして惑わず」のはずが、家族持ちで今だに人生を模索中です。戦国時代や歴史の考察がメインのブログ発信をやってます。

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