「田舎暮らし」をしたい人が田舎を元気にする理由

最近は「田舎で暮らそう」的なUターンならぬIターンとか言われて、都会に住む人が田舎ライフに憧れる人が多いと聞きます。

瀬戸内海にある離島で育った僕からみると不思議な感覚ですね。

 

もちろん僕はこの島が大好き。

特に夕日が沈む海と島々の光景はいつ見ても美しすぎます。

この島は約3000の島々が点在する瀬戸内海国立公園の一つ。

世界初の旅行会社を設立したイギリスのトマス・クックが瀬戸内海を湖と勘違いしながらも

「湖のほとんど全てを訪れているが、瀬戸内海はそれらのどれよりも素晴らしい」と絶賛したそうな。

 

でも本土(ほんど)と比べるとホントに何もない生活で楽しめる人がそんなにいるのかな?と…

(※島の人たちは本州のことを本土と言います。まれに「都会」という意味でも使われます)

 

ふる里を去っていく島民たち

 

島にいる時は「都会では何でもないこと」さえイベントです。

例えば島に初めての信号機がやってきた時には家族全員で見に行きました。

車はおろか人もめったに通らない道路にポツンと設置された信号機。

その時は青信号になると「これが横断歩道か~」とウキウキしながら何度も渡りました(笑)

 

 

そんなのどかな島ですが、急速に過疎地域まっしぐらになります。

原因はオイルショックやバブル崩壊後の不景気とも言われてますが

それは単なるきっかけで原因は別だと思います。

 

が、

これまで住んでいた島の人たちが一斉に現状の不満を言い出します。

 

橋が架かってない島だから交通の便が悪い。

買い物するお店が少ない。

病気や怪我をしても入院できる病院がない。

働くところが少ない。

子供の教育のためには学校のレベルが低い。

 

合理的に考えてこの先がない。

早く島から都会に脱出しないと…

 

そんな理由からか人口はあっという間に僕が住んていた頃の半分にまで激減しました。

高齢者の割合が高い現状を考えると今後もかなり早いペースで人がいなくなるのは想像がつきます。

 

 

目的を持って島を目指してIターンする人たち

 

でもその一方で、最近はこの島にIターンする人が増えてきました。

一昔前は定年リタイア後のセカンドライフを島でのんびり過ごしたいという人が主流でしたが、

今では都会育ちの若い人がこの島の生活に憧れてやってくるようになりました。

もちろん会社の人間関係やストレスから解放されたくて、瀬戸内海の自然の中でゆったり生活したいという人もいます。

 

 

でも、ここ最近増えているのは漁師や農業がしたいという人だけでなく

この島で新しいビジネスを立ち上げたいという人たちまでやってくるようになりました。

 

塩田の跡地で始めたクレールオイスターと言われる緑色の高級な牡蠣を養殖する会社は

嵐の松本潤が来て「嵐にしやがれ」の番組で取り上げられました。

地元では「こんな島に松潤が来た!」と大盛り上がり。

 

この会社の人たちは日本中を探して回った結果、この島の塩田の跡地を見つけて縁もゆかりもないこの島に来ました。

合理的にこの島が良かったということです。

 

 

このIターンの人たちは、自ら選んでこの島に来た人です。

この島にいても良いことがないと出て行った人と

この島にしか無いものを探し当てて来た人の考え方はまるで違うというか

見えている未来が違うんだと思う。

 

 

出て行った人は「灯台下暗し」で、島の良いところに気づかなかったというより

もうここでは生活できないという多数派の意見に従って「環境のせいにした」ってことです。

 

この島の環境が悪いせいで、いい暮らしができない。

今さらあがいても、もう無理。

 

「人はやらない理由を考える天才」らしいです。

そのほうが思考停止するからラクです。

 

「不便だけど幸せ」が田舎暮らしのテーマ

 

それに比べてIターンした人たちは自分の頭で考えた結果、都会の環境を捨てまで

不便かつ不慣れな土地にやって来てやりたいことをやっている。

間違いなく見えないところで苦労しながらも精一杯に頑張っているわけです。

そんな人達を応援したくなるのは僕だけじゃないはず。

メチャクチャ元気もらえますよね。

 

田舎で生活したい人が増えて、田舎も元気になるならドンドンやった方がいいです。

 

 

 

 

 

 

 

元銀行マンNari(なり)です。専業主夫になったひきこもりのナイスミドルです。「四十にして惑わず」のはずが、家族持ちで今だに人生を模索中です。戦国時代や歴史の考察がメインのブログ発信をやってます。

LINE@配信はじめました!
LINE@に登録

記事が面白かったらシェアしよう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です